Works実績

// 代替現実ゲーム(ARG)

READY TO STORY Family ties / One Last Free Throw(第四境界)

CEDEC AWARDS 2025ゲームデザイン部門優秀賞 受賞作品

Topawards Asia 受賞(One Last Free Throw)

担当範囲
企画・制作・脚本
企画・制作
DD4D(ビール)× Outlier Products(コーラ)× 第四境界
展開媒体
スマートフォン、Web
サービス開始日
2025.4.15
ジャンル
常設型ARG
公式X
https://x.com/daiyonkyokai
公式サイト
https://shop.daiyonkyokai.net/pages/readytostory

第四境界が贈る「飲める物語」
2つのフレーバーが織りなす
家族愛と青春のストーリー

手軽な物語体験と商品が融合したシリーズ。第一弾となる今回は、ビールとコーラの2種類が同時に販売された。ボイスドラマで彩られた体験が魅力の本作は、どのようにして生まれたのか。監督の今泉麻奈美に制作の裏側を訊ねた。

インタビュー
監督・コンテンツ制作 今泉 麻奈美

企画誕生の経緯を教えてください

もともとは、「『東京侵蝕(※1)』あわせでコラボドリンクを販売しよう」というお話だけがあったはず……。それが、気づいたときには物語体験が付随することになっており、なんやかやでいつのまにか生まれていた作品です。

コラボしてくださったのは、DD4DさんとOutlier Productsさん。シリーズ名の由来となっているのは「Ready To Drink(=買ってすぐに飲める容器入り飲料のこと)」です。座組もタイトルも、パッケージまで非常にお洒落な本作……。もともとの企画案含め、プロデューサーのクリモトさん(※2)の采配が光っていますね。

(※1)第四境界初のリアルイベント「東京侵蝕2025」のこと。複数の新企画が実施されたほか、「READY TO STORY」「人のカレンダー」などの新作が先行販売された

(※2)第四境界に所属するクリモトコウダイ氏のこと。本作にはプロデューサーとして参加

本作ならではの特徴は?

豪華ボイスドラマパートに、後味のいい物語。そして、「わかりやすさ」です。本シリーズのテーマは、「第四境界史上 もっともライトな物語体験」でした。第四境界の作品には、リアリティを優先するために、「物語の入り口」をハッキリ示さないものも多いです。対して、RTSでは、冒頭にドラマパートと「案内人(※3)」のパートを設けることで、最初に「何をするべきか」「登場人物たちに何があったか」をストレートに伝える構成にしています。ストーリーもコンパクトなので、第四境界の作品を初めて遊ぶ方にもオススメです。

(※3)時空の狭間を漂流するバー「クラヴィス」のマスター。「記憶を再現したドリンク」を提供し、プレイヤーを物語の世界へと案内してくれる。デザインは望月けいさん。ボイスは速水奨さんが担当している

ビールとコーラ、それぞれの作品について教えてください

ビールの物語は、2025年が舞台。会社員「飯島」のメッセンジャーアプリを調査し、彼を悩ませる社内の問題や、父子関係を掘り下げていきます。コーラの物語は、2007年が舞台。高校3年生のバスケ部員「美咲」のメールボックスを調査し、彼女が大会に来なかった理由や、友人との関係を探っていきます。

2種類を続けて遊んだときに飽きを感じないよう、物語の舞台は あえて時代を離しました。特に、滝沢(※4)と2人でつくったコーラの物語は、ガラケー世代の方には「なつかしい」と感じていただけるかも……。当時ならではの雰囲気、時代表現を楽しんでいただけましたら幸いです。

左はビール(Family ties)の画面。右はコーラ(One Last Free Throw)の画面。並べると時代の差が際立つ

(※4)ストーリーノートのシナリオライター、滝沢桃のこと。直近では『都市伝説解体・センター試験』の制作を担当している

最後に一言、お願いします!

今回ご紹介した2作品は、生産上の都合もあって、売り切れていることが多いのですが……。ビールには、キーホルダー版のご用意もございます。お酒が飲めない方、ゲームだけ楽しみたい方は、ぜひこちらをチェックしていただけますと……。

RTSは、今後、飲み物以外にも いろんなアイテムとコラボしていけたら面白いな……と思っているシリーズです。次はどこで、どんなふうに案内人と出会えるのか? シリーズ第一弾の制作者として、私も楽しみにしています。

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