Works実績

// シナリオディレクション+シナリオ制作

東方ダンマクカグラ

担当範囲
シナリオディレクション+シナリオ制作
ローンチ時期
2021.8.4 ~ 好評サービス中
企画・制作
アンノウンX
ジャンル
スマホ向けリズムゲーム
展開媒体
スマートフォン(対応OS:IOS/Android)
公式サイト
https://danmaku.jp/

『東方project』という言葉に、特別な思い入れのある人間は多いだろう。1996年にたった一人の原作者――神主・ZUNによって生み出された同作は、2000年代前半頃から、その魅力的な世界観により多くのファンたちから愛されている。

『東方ダンマクカグラ』は『東方Project』初の公認スマートフォン向けリズムゲームだ。すでに多くのファンを抱えているコンテンツのシナリオを制作することは、新規IPのシナリオを作成することとは、まったく異なる難しさがある。ストーリーノートにとってはまったく新しい取り組みであった「二次創作ゲームのシナリオ作成」という企画にどう向かいあったのか、リードシナリオライターの武田稚乃に、制作の裏側を訊ねた。

東方ダンマクカグラ

長年、東方projectの同人ゲームを多数制作してきた同人サークル『AQUASTYLE』が企画原案を担当し、多数のスマートフォン向けゲームを世に送り出してきたDeNA・xeenの2社によって運営される「東方project初の公認スマートフォン向けリズムゲーム」。譜面の背景に原作の弾幕が流れるなど、『東方project』の原作へのオマージュが大量に含まれている。

インタビュー

プロジェクトと出会った際のエピソードを教えてください。

武田:
東方projectについては、以前からニコニコ動画などである程度知っていたこともあり、弊社の藤澤からダンマクカグラのお話を聞いたときにはわくわくしました。ただ、その時にはまだ会社としてお仕事を請けるかどうかは決まっていなかったため、わくわくと同時に「ここで自分がやりたいと言わないと、東方二次創作ゲームのお仕事という貴重すぎる経験は一生できないぞ」という焦燥感にも似た直感があったのを覚えています。

私は、こういう時の直感にはなるべく従うことにしています。結果がどうなろうと、ここで行動しないと後悔するだろうと思ったので、やってみたいと声を上げました。その結果、ご縁があってプロジェクトに関わらせていただけることになり、以来とても楽しく貴重な体験をさせていただいております。

ダンマクカグラのシナリオにストーリーノートが参加することになった経緯については、『東方我楽多叢誌』のインタビュー(※)に詳しく書かれておりますので、そちらも是非見ていただけたらと思います!

(※)東方我楽多叢誌のインタビュー
『東方我楽多叢誌』は、東方Projectに関する様々な情報をお届けする、東方Project専門のwebメディア。当該のインタビューでは、ストーリーノートが『東方ダンマクカグラ』に関わることになった経緯や、企画原案のAQUASTYLEとの間でどのようなやり取りが行われたかについても書かれている。

プロジェクトの最中に成長を感じたことを教えてください。

武田:
このプロジェクトからシナリオディレクションにも挑戦させていただき、まだまだ力不足ながらも少しずつライターとして成長している実感があります。特に、自分がシナリオを書くときにどんなことを意識しているのか、ディレクション業務を通じて理解が進むこともあり、物語作りのスキルアップに繋がっていると感じています。

また、季節のイベントエピソード、追加キャラクターに伴う個別エピソード等、本当にたくさんのシナリオ(※)を作成させていただいているので、プロジェクトに関わるメンバーのライティングスキルの成長も日々めざましいものがあります。私も負けないように頑張らなくては、と張り合いが生まれますね!

(※)本当にたくさんのシナリオ
東方ダンマクカグラには、2022年4月現在の段階で、実装前のものも含めると、声付きのキャラクターエピソードだけで400本以上、声なしのもの含めると1500本以上のシナリオが書き下ろされている。その他、メインストーリーやイベントストーリーを含めた膨大な発注量に対応するため、ストーリーノートに所属するシナリオライターは、量の多寡はあるものの、全員が『東方ダンマクカグラ』のシナリオを執筆している。

シナリオに付いた演出で、印象に残ったものを教えてください。

武田:
様々ありますが、やっぱりLive2Dのキャラクター(※1)立ち絵の動きそのものでしょうか。自分たちの書いたセリフやト書きに合わせてキャラが動いているのを見ると、それだけでいつも新鮮な気持ちになります。特に、隣の子と顔を見合わせたり、上を向いたり下を向いたり、顔回りをよく動かしてくださるので、シナリオ執筆時に想像していたよりずっと表情豊かな彼女たちがそこにいて、見ていてとても楽しいです。

立ち絵だけじゃなくてミニキャラ(※2)もかわいくて大好きです。小さくてもよく動いて、本当に表情豊かですよね。すごい……。

(※1)Live2Dのキャラクター
メインストーリーなどの声付のシナリオで登場する、Live2Dでうごくキャラクターの立ち絵のこと。表情はもちろん、身振り手振りでシナリオを華やかに演出してくれる。

(※2)ミニキャラ
主にハコニワパートで登場する、2頭身程度のSDキャラクターのこと。ころころ変化する表情や漫符により、シナリオにコミカルな魅力を与えている。

シナリオ作成中に目標としていたことを教えてください。

武田:
様々ありますが、大目標のひとつを挙げますと、ダンマクカグラという二次創作から東方projectを知る人にも、キャラクターの魅力、ひいては原作の魅力を伝えられるようなシナリオを作ることです。

ただこれは、これからもダンマクカグラが続く限り挑み続けていく目標です。今後も続いていくダンマクカグラの様々なシナリオの中で、東方はじめましての方にも魅力あふれる彼女たちの姿をお届けできるよう、これからも全力で挑んでいきます。よろしくお願いいたします!